貴重植物の保存場所としてのビオトープ

門川高校のビオトープは、ホタルの生育だけでなく、貴重植物の保存場所としての機能もあります。

まず、「オオカワズスゲ」は、おそらく九州でここだけにしか生育していないと言われています。九州唯一の自生地に道路が通ることになり、このビオトープに6年前にやって来ました。生育するか心配でしたが、毎年増えています。次に、「オニスゲ」は宮崎県では準絶滅危惧種です。そして、「アサザ」。宮崎県では、野生では絶滅しました。その最後の自生地から採取された、アサザを自分の池に育てている人が、このビオトープに持ってこられました。「野生絶滅種」と言われています。毎年、きれいな黄色の花をつけてくれます。