ゲンジボタルの産卵

最初あんなにオスばかりの羽化が続いたのに、最近は生物室でもビオトープでも、メスがどんどん羽化して、今日は、生物室でメス2匹、ビオトープではオス2匹・メス4匹でした。結局今日現在、メスが29匹誕生しています。ちなみにオスは117匹。合計146匹です。

前にも書いたように、羽化した成虫は、コケタワーの入った産卵装置の水槽に入れています。中では盛んに交尾が行われ、コケにメスがどんどん卵を産み付けていると思います。ちなみに、ゲンジボタルはメス1匹が500~1000個の卵を産むと言われています。もし1000個の卵を産んでるならば、29000匹の幼虫がふ化することになります。昨年は、52000匹の幼虫がふ化しました。昨年のメスの数は今ははっきり覚えていません。確認してまた書きます。今日の写真は、コケに産みつけられたられた卵の写真です。上がコケの上の卵。白くて丸い卵が緑のコケの間に見えます。下がガーゼに産ませた卵です。下の右の黒っぽい卵が、ふ化直前で、ふ化幼虫の黒い模様が透けて見えています。卵の大きさは0.5㎜くらいで、肉眼でやっと見ることができます。(ちなみに、ヒトの肉眼の限界は0.1㎜(100㎛)だと言われています。